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結成第1254回10月第二例会誌・会長の独り言(8)

《会長の独り言(8)》

”October”はなぜ”10月”なの?
英語では、7月は”July”、8月は”August”です。
これは、カエザル(ジュリアス・シーザー)と初代ローマ皇帝アウグストゥスが自分の
名前を月の名前にしたいというのはよく知られた話ですね。
(Julius>July、Augustus>August)

ところで、10月は”October”ですね。
ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第8月の」という意味の”octo”の語に
由来しています。
ならば、”October”は8月のはずなのに、何故”10月”なのでしょう?
実は、実際の月の順番とずれているのは、紀元前46年まで使われていて現在の太陽暦
の基となったローマ暦が3月起算で、1年の始まりが1月ではなく3月でした。
だから、3月から数えて8番目は10月にあたり”October”なのです。
(そのため、年末の2月は日数が少ないのです。)

「そうであったのか!!」と、膝を叩いて納得しました。

ちなみに、日本では旧暦・新暦とも10月は「神無月」ですね。
「神無月」の語源としては次のような説があるようですが、いずれにしても「神無月」は
宛字とされています。

・醸成月(かみなんづき):新穀で新酒を醸す月
・神嘗月(かんなめづき):新嘗(にいなめ)の準備をする月
・神な月(かみなづき) :「神の月」
・雷無月(かみなしづき):雷のない月

一般には、出雲の出雲大社に全国の神様が集まって1年の事を話し合うため、
出雲以外には神様がいなくなる月の意味と言われ、出雲では「神在月」と言われる
のは皆さんご存知ですよね。

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